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VII 喉頭摘出者団体アジア連盟招致研究生の感想文

 

紀燕(中国)

 

来日の目的

中村会長

お元気ですか。

JICAの研究生としては初めてですか、銀鈴会の訓練生としては、三度目になります。

まずご説明しておきますと、今回はJICA研究生として中国障害者連盟が団体を組織し(中国では三人以上出国する際は必ず団体を組織するので)、私を代表としたのです(中国障害者連盟はもう役人の団体は組織しません)。韓徳民アジア連盟常務委員の推薦によるものです。おそらく、人数は多く、また本省以外からの研修生もいるでしょう。

私個人としては、今回の仕事を大喜びで引き受けました。かつ、以下に示すいくつかの問題について、ご説明いただければと思います。

一、 10年来、アジア喉頭摘出者連盟および銀鈴会については全面的に学んできました。教材(JICAでの)やカリキュラムを通してです。10年前と比べれば、理論面では大きな進歩があり、会則などもさまざまな面で正規化することができました。いっそう理解を深めたいと思っています。

二、 今回JICA研修生に定員枠をくださることに感謝いたします。どうかもう一名、銀鈴会の訓練生のなかに加えてください。

寧之娥さん、女性、64歳、1934年2月11日生まれ

1989年10月31日に手術、Fe64360422 北京北維集団職員

理由:寧さんは北京再声会の常務理事であり、唯一来日研修を果たしていない幹部です。彼女は1992年から毎年応募してきましたが、毎年他の人にとられてしまい、今回もまた64歳という高齢のために断られてしまいました。寧さんはわが会で長年財務を担当してこられた古参幹部です。どうか彼女に銀鈴会の研修生枠をまわしてくださるようお願いします。直接寧さんあてにシンビテーションをお送りください。

三、 インビテーションの発行の理由は、個人的な友人としてしまうとパスポートやビザの手続きがしにくくなりますので、どうかアジア喉頭摘出者連盟の訓練指導員という理由ですぐにパスポートの手続きをお願いします。

四、 すでに中幡さん(JICA監督員)を通じて、JICA本部の鍛冶千重子さんと中国のJICA研修生任命派遣の件について相談いたしました。関連する問題については1995年に中村会長が直々に北京JICA事務所にて話されたことがありますが、今回は私が同本部の再声会の要求とその理由について説明いたします。

 

 

 

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