大学の学生、クアラルンプール市衛生部長ダハラン氏、日本人クラブ事務局長三宅哲郎氏など見学者が多く、喉描者リハビリテーションの必要性を周知することができた。
11. その他 在マレーシア日本大使野村一成氏を表敬訪間した。
〔2〕 バングラディッシュ
1. 実施期間
1998年11月16日〜11月21日
2. 実施場所
ダッカ市 国立聾唖センター バングラディッシュ喉摘者クラブ
3. 派遣指導員
祉団法人銀鈴会 常務理事 久永進・指導員 保坂秀雄
4. 受入団体およぴカウンターパートナ
国立聾唖センター アミン教授・バングラディッシュ喉摘者クラブ 会長サリク氏
5. 実施スケジュール
11月15日 成田発 12:00 SQ997 パンパシフィック ショナルガンホテル泊
11月16日:午前 開講式および組分け 午後 発声訓練
11月17日〜11月20日:午前 発声訓練 午後 発声訓練
11月21日:午前 評価会 午後 終了式 ダッカ発 23:55 SQ419
6. 参加者
医師 3名、喉摘者 19名、家族9名、合計22名(ほかに通訳2名)
7. 発声能力の評価と能力別のクラス編成
参加した喉捕者19名のうち10名は食道発声の経験があり、3〜5音節の発声が可能であった。残り9名は訓練の未経験者でまったく声を出すことができなかった。
全体を10名の中・上級レベルと9名の初級レベル二組に分け、それぞれを久永と保坂が担当し効率的な訓練を図った。
8. 訓練の内容とねらい
中上級者には現地で作成したベンガル語によるテキストで、反複練習を主体に行い短期速成を図った。
初級者は「お茶のみ法」により原音発声を繰返し体験させ、このセッション終了後も自宅での独習を可能にするようにつとめた。