第II章 仮定
Black & Veatch Corporationはこの起債整備事業の評価に当たり、港湾当局およびその他産業界の専門家によって提供された確かな情報を信頼して活用している。我々は提供された情報は真実で正しく、この報告書の目的に適切なものであると信じている。この報告書の作成や中で掲載している意見を記述する際、ありうる条件や将来起こりうることについてある種の仮定を設定している。しかしながら、Black & Veatch Corporationによって予測できない、ある種の出来事が発生するかもしれないし、制御できない状況の変化があるかも知れず、それらのため我々の仮定が不正解になる可能性もある。実際の将来状況がここで仮定しているもの、または他者からBlack & Veatch Corporationに提供されたものとの違いの大きさによっては、この報告書で予測された結果は、将来のもの違ってくる。この報告書では、報告書発行時点での起債整備事業のBlack & Veatch Corporationによる評価をまとめている。
この報告書を通して、我々は仮定と他者より提供された情報について述べているが、それらのすべてを活用して、この報告書の認定事実を展開している。次に示すものが、Black & Veatch Corporationがこの報告書での認定事実に到達する際に設定した、主な条件と仮定をとりまとたものである。
・我々は起債整備事業、ターミナル18、あるいはその運営に適用されるあらゆる契約、協定、または規約についてその有効性や強制力について、いかなる解釈も行っていない。また、されらを評価したり、意見することもしていない。それゆえ、この報告書の記載においては、これらの契約、協定、規約はその条項に基づいて十分に強制力があると仮定し、すべての関係者がそれら各々の契約条項を遵守するものと仮定している。
・この起債整備事業の全期に渡って、関係者を保護する適切な保険がかけられている。
・T18における起債整備事業以外のあらゆる施設整備事業は、この起債整備事業の障害とならないように設計・建設・運営がなされる。
・公共ライフライン施設、土地のリース契約、許認可その他の通行許可権に対する協定は、この公債期間の間は有効である。
・複合一貫輸送のための列車を供給し駐在させるという鉄道協定は、財務処理のときには実効になり、公債期間中は継続して有効である。
・東部行きと西部行きのコンテナに対応するため新たなゲート施設が建設される。それらのコンテナは既存の複合一貫用鉄道施設から、Burlington Northern/Santa Fe鉄道(以下、BNSF)およびUnion Pacific鉄道(以下UP)の施設へ輸送される。
・BNSFとUP施設からT18に来る空荷台の輸送は、到発着便の枠を活用する。
・オペレータはターミナル18リース契約に示されるようにターミナル18を運営する。
・港湾局は、起債整備事業の完成を障害・遅延させない形で、提案された起債整備事業におけるすべての場所、土地および鉄道施設を管理する。