・ワシントン州シアトル港(ターミナル18プロジェクト)報告書抜粋
シリーズ1999
特別施設公債の発行について
独立コンサルタントの報告書
シアトル港湾局への提出用
BLACK&VEATCH Corporation作成
1999年10月7日
第I章 はじめに
この報告書の目的はシアトル港ターミナル18(以下T18とも表記)の起債整備事業の我々の評価結果を示し、シアトル港湾局(以下単に港湾局とも標記)のT18拡張工事と再開発計画事業(以下、単に計画事業programとも表記)についてのある種の見解をしめし、さらに以下に関する認定事実を述べるものである。
・T18が、1999シリーズの特別施設機能債(the Special Facility Revenue Bond,以下単に公債とも表示)において要求される優先支払項目(Senior Payment)、公債償還規約、さらに起債約款(これで、港湾局による公債発行がオーソライズされる)の年間基金への拠出要求事項に適合できよう、十分な年間担保収入(Pledged Revenue)をあげることができる能力について
・公債償還における余裕度(coverage)の推定
・計画案とその仕様案に基づいて、提案されたT18拡張計画の施工性と機能について
・環境要素の状態と許可事項ついて
・起債施設整備(Bond Improvements)の事業費の妥当性ついて、最後に
・起債整備事業スケジュール、プロジェクト予備費、そして建設監視手続きの妥当性について
この起債施設整備事業は港湾局によって計画され実行されるより大きな計画に含まれる事業である。この計画全体の事業リストの簡単な説明はこの報告書でも示されるが、我々は起債整備事業以外については評価やコメントを述べていない。しかし、完成した施設の機能性とT18が十分な収益をあげる能力があるかについては、その他事業についても言及している。ある種の言葉は海上コンテナ貿易産業に特有であるので、読者のためにイタリック表示している。それらの言葉と定義はこの報告書の巻末の「付録A」に掲載している。