3)Taicang港(中国)
97年9月に、COSCOと共同して、TaicangのCOSCO International Cityの開発についての契約をした。ここに最新鋭のコンテナターミナルを建造し、揚子江デルタ地区の経済発展を図るもの。
4)Tuticorin港(インド)
治安がまずまずよいコロンボの近くで、東西貿易の中継基地としての将来性に、PSAが目を付けた。
5)Pivavav港(インド)
インド西端の港。
6)Aden港(イエメン)
PSAは当地のYemen Investment & Developmetn Intenational Ltd(Yeminvest)と合弁会社を設立し、株式の49%($49mといわれる)を保有している。それで、Aden港のターミナルの建設と運営を行うが、第一ステージでは岸壁延長700m、水深16m、4機の18列対応のキークレーンを整備し、99年3月よりの供用開始を目指す。年間50万TEUの取扱を計画している。この共同出資の協定は20年契約で全体を3つのステージに分けて開発し、全体で$580mを投資し、第1ステージでは、$250-280mの投資となる予定。実際、99年3月19日にAPLとPILの2船が初入港した。
7)ジェノバ・Voltri港(イタリア)
PSAの進出は、Sinportに対する株式の60%を取得したことより始まる。このSinportはもともとFiatのロジスティクス部門の会社であり、これがベニス港のターミナル運営会社Veconの株式を入札で53%取得し、その後ジェノバのVoltri Terminal Europayaやローマ近郊のCivitavecchia container terminalを所有し、LivornoのDarsena Toscana Terminalの株式を33%購入できる権利をもっていた。そこに、PSAが目を付けて、このSinportに資本参加してきた。
8)Cigading港(インドネシア)
Cigading港の既存ターミナルの開発と運営に関する覚え書き締結。
9)Muara港(ブルネイ)
ブルネイ政府の公開入札で、ブルネイのMuaraコンテナターミナルの開発・運営の契約をPSAが受注したことが99年3月2日にブルネイ政府より発表された。東南アジア地区の中心中継港としての将来性のあるとことで、現状年に7万TEU程度扱っている港。