4. 港湾料金
以下の説明は一部のPSAのホームページの情報を除いて、Fairplay Port Guide 1998を参考にしている。(例示した料金は米ドル表示)PSAの民営化後、種々変更されている可能性があり、現時点での正確な情報はMPA、PSAマリーン、及びPSAに確認する必要がある。ただし、PSAは個々の船社と料金契約を進めており、またポートチャージの一覧表も船社にしか配布しない方針なので、その入手は難しくなった。
1)入港税(Port Dues)
MPAの所管。100総トン当たりの料金設定。これには、VTISによる航行支援サービスとゴミ処理代が含まれる。また、港湾使用時間(接岸待ち時間は除外する)が長くなるとに料金がやや割り増しとなる。つまり、滞在時間が長いほど、入港料も高くなる。また、初入港船に対しては50%の割引あり。入港回数の多い船は、年間一括払いもできる。この場合、入港ごとに120時間を越える場合のみ追加料金を請求されるもの。
・コンテナ船、貨物船、客船
24時間以内 $8.50/100grt
24時間超〜48時間以内 $9.00
48時間超〜72時間以内 $9.50
72時間超〜96時間以内 $10.00
96時間超〜120時間以内 $11.00
120時間超〜240時間 $3.00/100grt @24hoursの追加
240時間超〜 $4.00 /100grt @24hoursの追加
・入港料年間一括払い
$135.00/100grt
1回のコールにつき、120時間を超えた場合は、上記の追加料金が生じる。
2)パイロット料金
PSAマリーン。パイロット拘束の時間当たりで料金(通常$100/hr)がかかる。サービス開始4時間前の申し込みと4時間以内の直前の申し込みでは料金が3倍も違う。また、これは強制パイロットの場合で、その他の場合は、PSAマリーンはサービスを提供する義務はないが、パイロットが手配できるときは通常料金の倍でパイロットサービスを行う。
3)タグボートサービス
PSAマリーン他5社。以下はPSAマリーンの料金(自由化で改訂された可能性あり)