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Port of Seattle(シアトル港湾管理者)

 

日時:1999年10月13日(水)10:00〜

場所:Pier 69 P.O.Box 1209, Seattle, WA 98111 U.S.A.

対応者:Mr.S. Kenneth Pai International Marketing Director

ph.Dr. Jess Browning Global Trade, Transportation, and Logistics Studies, UNIVERSITY OF WASHINGTON

Ms. JoAnne K. Lee Community project Manager, Public Affairs

 

1. 組織

Port of Seattleは公共機関であるが、政府に属さない、特別の目的を持った独立した組織である。使命は運輸関係の開発・運営である。

選挙により選出される5名のボード(任期4年)が最高決定機関である。ボード選出用の選挙区(King Countyと同じ)がある。実際の運営はエグゼクティブ・ディレクターが行う。

 

2. 資金

整備・運営資金の原資は以下のとおりである。

1]収入

・オペレーティング・レベニュー

港湾活動によってもたらされる収入

・タックス・レベニュー

不動産税の一部として、地域住民から徴収する。今いろいろ議論されているが、他の税と比べて非常に少ない額である。合計で35百万ドル/年程度。

2]債権の発行

・ジェネラル・オブリゲーション・ボンド

税収入を保証とする債権

・レベニュー・ボンド

リース等将来業務から得られる収益を保証とする債権

3]その他

小額で特定の目的に使用するさまざまな政府機関からの補助がある。

実際のターミナルの整備(将来)については、ユーザ(船社、ターミナルオペレータ等)の将来計画との調整による。

 

3. ターミナルの運営

1]ポート・オーソリティが直接行う場合

主に多目的、バルクターミナル

2]リース

長期のリース契約(30年)により、船社、ターミナルオペレータにリースする。

 

 

 

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