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この場合の構造により吸収されるエネルギーは206MJであり、図14においては35MNの荷重になった所で、ちょうど崩壊が終わると思われる。この時の被衝突船の船側の貫入量は900mm、衝突船の船首の圧壊量は7500mmとなり、それぞれの吸収エネルギーは左右のハッチのかかっている部分の面積で表現される。

 

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図13 T-2タンカーの衝突時の崩壊量と反力

 

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図14 双方の崩壊を考えた解析(T-2タンカー)

 

T-2タンカーに比べ、試解析船の船側が十分に剛であるため、エネルギーはほとんどT-2タンカーの船首によって吸収される。船首が弱いため、被衝突船の内壁には船首がどんなにつぶれても達しない。参考までに、ほぼ同じ吸収エネルギー時のミノルスキーの式とここで用いた簡易式の被衝突船、衝突船の吸収するエネルギーは表4-1のとおりである。

 

 

 

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