また、衝突回避の為の減速(緊急停止・後進及び操舵による)効果も考慮外としている。しかしながら表2に示す様に、減速効果を考慮しない場合でも重大被衝突事故遭遇確率は約128万年に一回と推定されており、原子力商船サバンナ及びむつ建造時の推定値である26.5万年に一回及び28.6万年に一回よりも低いレベルにある。以上から、運搬船の「船倉保護」を必要条件としても運搬船の重大被衝突事故遭遇確率は十分に低く、実質的に許容可能なレベル内に維持されているものと判断される。
表2 重大衝突事故発生確率算定結果
参考文献 1) LMIS (Lloyd's Maritime Information Service), 1978〜1995 2) 日本船主協会、船協海運年報、1998 3) 日本郵船、世界のコンテナ船隊および就航状況、1999年度版 4) Lloyd' Register, World Casualty Statistics, 1998
参考文献
1) LMIS (Lloyd's Maritime Information Service), 1978〜1995
2) 日本船主協会、船協海運年報、1998
3) 日本郵船、世界のコンテナ船隊および就航状況、1999年度版
4) Lloyd' Register, World Casualty Statistics, 1998
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