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表1 海域別衝突事故発生確率

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図1 衝突事故発生件数分布(全体)

 

3.2 重大(被)衝突事故発生確率の予測

3.2.1 潜在的衝突船の現状

原子力商船「サバンナ」「オットーハーン」「むつ」が設計された時代(1950年代後半−1960年代前半)には、一般商船は未だ大型化・高速化が進んでおらず、排水量2万トン強/速力15ノット程度が最大級の運動エネルギーを有する潜在的衝突船候補であり、その代表的船舶としてT-2タンカーが検討対象として選択された。当時でもこれを上回る運動エネルギーを有する衝突船候補は存在していたが、その割合は高々6%程度であり原子炉格納容器に損傷を与える最終的確率は低く実質的に無視できるとみなされていた。

現時点で潜在的衝突船を想定する場合、第一に大型高速化が一層進んでいる点を考慮する必要がある。最近の就航船の例として、1980年以降建造の排水量1万トン以上34万トン未満の大型・中型商船のデータを、ミノルスキー法に準拠(運動量保存則の成立を仮定)してT-2タンカーと比較した結果を、図2に示す。図中では、被衝突船として排水量7000トン級の代表的な放射性物質運搬船を想定している。

 

 

 

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