日本財団 図書館


3. いよいよ出港

みうらには呉から乗船し、5月27日(木)、いよいよ出港しました。研修生にとっては、韓国はおろか外国へ行くのは初めてという者が多く、いささかの心配を残しつつの出港でした。

新造になったばかりのみうらは、さすがに大きく、船内はきれいそのものでした。また、練習船ということで船内はきびきびしており、緊張しました。途中授業を行いながらの航海でしたが、時化ることもなく、翌29日、無事釜山に入港し、韓国海洋大学校(日本の商船大学にその他の学部を合わせたような国立総合大学)の練習船岸壁につけました。

 

4. 釜山での諸行事

釜山についてからは、非常にあわただしく過ごしました。海洋大学校でのみうら船内公開、翌日は、海洋大学校や釜山海洋警察署等の見学、レセプション等諸行事が控えていました。

今回研修生達には、あえてできるだけ一人で行動させるようにしました。なぜならば、複数で行動すると、どうしても他人にたよってしまったりなどして自分で話す機会が減り、外国語が上達しないからです。

みうらでは、研修生の勉学意欲をよくくみ取っていただきました。レセプションでは、各テーブルに研修生を一人づつ配置するという理想的な環境をつくっていただき、みうら船内公開や諸施設の見学では研修生が会話する機会を多く作っていただきました。おかげでかなりの研修成果が、ここで得られたと考えています。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION