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b 油防除に関しては、27隻の船舶があり、そのうち20隻が実際に油を回収・除去する作業に当たり、7隻はその支援を行う船である。

これに新しい船「NEUWERK」が加わった。

この船は、1隻で次のようなさまざまな機能を保有しているという特徴がある。

・油の除去・回収

・坐礁船を引き下ろす機能

・砕氷機能

・消防機能

・航路標識の設置・維持管理機能

・船底部のソナーにより、海中の金属類探知機能

1,800万ドイツマルクで建造された。

主要目等は、別添資料-5の通り。

(ヌ) パラス号事故について

昨年10月、パラス号の坐礁事故があった。これは、火災を起こしたパラス号が数日後に坐礁し、油が流失した事故である。

パラス号の事故をキッカケとして、連邦交通・建設・住宅省の呼び掛けで、専門委員会が設置され、今後、このような事故があったときの沿岸部の安全の向上のための様々な対策に関しての協議をしているところである。

専門委員会は、パラス号の事故原因を分析するのではなく、これを契機として、将来的な海上の安全をどのように確保するべきかの提案を行うのが目的であるとのこと。

人手した資料は、別添資料-6の通り。

(ル) 従事する職員の教育・訓練について

連邦と沿岸5州が共同で行う。油汚染の際の演習プログラムがあり、年間、200万ドイツマルクの予算で毎年実施している。

 

 

 

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