今後、西日本においても中国などのアジア地域との間での物流量の増大が想定され、西日本においても、国際貨物を取り扱う拠点が必要となる潜在ポテンシャルは高いものと考えられる。
国際フレーター便は、基本的には低コストの空港で利便性の高い空港を志向することから、関西国際空港の他、神戸空港なども対象となるものと考えられる。
神戸空港で国際フレーター便の乗り入れを図るためには、貨物取扱の利便性から深夜・早朝便の就航が可能な24時間化や、CIQの設置や、十分な滑走路長等も今後の検討課題となる。
・今後、アジアや西日本の増大する国際貨物等ヘの対応拠点として、北米などを中心に国際フレーター便、国際宅配便事業者を誘致する。
・誘致条件として、
・利用コストが低いこと
(保税での燃料購入、機体整備のアウトソーシング等も含む)
・ニーズに合わせた施設整備
・着陸後のトラッキングシステムが充実していること等
である。
・神戸空港へ誘致することにより、医療産業都市の高付加価値物流の効率化、神戸地域内での国際物流のフルセット化が行われ、物流ポテンシャルの一段と高い地域が形成される。
(プロジェクト内容)
1]国際フレーター誘致プロジェクト
国際フレーターの誘致に対しては条件面での折り合いの他、地道なセールス活動、及びトップセールスなどの手法も必要となる。したがって、専属的にセールスを行う機能が必要となる。
主体:行政、物流事業者
事業内容:海外への空港PR
エアーセールス活動(トップセールス等を含む)