(川崎FAZ施設から共同物流施設に対する示唆)
川崎FAZ施設は、平成10年にオープンして以来、民間の物流施設の入居が進んでいる。これはFAZ等による機能の他、首都高速に近接しており、東京圏への配送に優れているため、入居が進んでいる状況にある。
現在、A棟とよばれる共同物流棟とB棟の1民間企業の借り上げ物流棟からなっている。
専用物流棟は入居企業ニーズに合わせた物流施設が整備されており、余分な施設、スペースは余りない。それに対して共同物流棟では、広大なスペースが確保されており、貨物が少ない現在、非効率的なスペースになっている。
したがって、共同物流棟をつくる場合には、想定される入居企業の意向を十分に把握し、廉価で必要最低限の機器が導入されている施設を志向することが望まれる。