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○ベイエリアには3モード地域が複数存在

ベイエリアには港湾、空港、高速道路へのアクセス利便地域が複数存在し、しかもこれら地域は大阪圏へのアクセスに優れている。これら地域に物流機能を展開する空間が存在している。

○3モードを活用する業種の展開可能性

3モードを展開する業種の典型としてパソコンメーカーがある。現在、わが国では関東方面にその物流拠点がみられるものの、西日本にはまだない。物流の効率性や取扱量を考慮した場合、西日本への展開も想定される(ヒアリング結果)ことから、これら企業の立地可能性もある。

 

(具体的展開方向)

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4]クリーン・ロジスティクス先導機能

物流機能が集積するベイエリアに対して、今後、世界的な課題としてクリーンロジスティクスに対する要請が強まることが考えられる。

したがって、今後、クリーン・ロジスティクスを先導する地域として機能の展開を図っていく。

共同輸送等による輸送効率化の他、3R物流等の付加価値の低い物流を港湾物流中心に担っていく機能を展開する。

○3R物流の特性に適した港湾地区

3R物流の対象となる貨物は、付加価値が低いためローコストによる輸送が重要な条件となる。また、ジャストインタイム等の迅速性を必要としないため、ある程度の期間、蔵置が可能である。こうした条件から、輸送コストの安い船舶と利用地のある港湾部を有する港湾地区が適した3R物流展開用地として考えられる。神戸港や大阪港の埋め立て地等が対象地域として考えられる。

既に神戸地域では大規模な中古車拠点が立地する等、3Rの企業立地がみられ始めている。

 

 

 

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