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(2) 物流アウトソーシングの今後

 

今後、物流のアウトソーシングを受け止める業種として、運輸業、宅配業、倉庫業、商社等が考えられる。

1]物流アウトソーシングの分野

現在、わが国でアウトソーシングされている分野は生産・製品物流、商品物流である。

 

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2]現在、わが国3PL展開企業と今後

現在、わが国において積極的に3PL事業を展開しているのは、商品物流にノウハウを有する宅配業者、消費財系関連物流会社、生産物流にノウハウを有する大手運輸業、さらには商品、生産の国際物流にノウハウを有する商社等である。

今後、倉庫業、中小運輸業等も、3PLノウハウを取得することにより、3PL事業への展開準備が進められている。

日本倉庫協会(平成11年3月)「二十一世紀に向けての倉庫業」

倉庫業の役割として、倉庫業者自らが物流を企画し、顧客提案していく3PLへの事業展開も考えられ、その際、物流のコーディネーターとしての主導的役割も担う。

 

図2-4 業種別のアウトソーシングへの展開状況

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出所)野村総合研究所作成

 

 

 

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