2) 物流アウトソーシングの拡大
(1) 物流アウトソーシングの進展
高度化する物流に対して物流事業者のノウハウの活用、及び自社の資源の集中化を目的として、自社の物流業務を物流事業者にアウトソーシングするケースが増加している。
特に、流通業等の荷主で顕著にみられる。
一方、受ける側の物流業の業種として、卸売業、倉庫業、運輸業等、多様な業種からの参加となっており、これら企業間において受託に向けて厳しい競争が行われている。
特に、今日、コンペ形式での企画案で採決するケースが増加してきており、その際、物流業の情報基盤の整備状況、サービス力、コスト削減力、荷主企業に対する物流改善等、提案力が必要とされる状況となっている。