(2) ネット通販ビジネスと物流企業の関わり
わが国においてもインターネットを介した通販業が拡大している。店舗販売、一般の通信販売の場合、店舗コストやカタログ作成等のコストがかかるのに対して、ネット通販は初期コストがそれほどかからず、全世界を相手にした販売が可能となることから、近年、中小零細の販売業も多数参入している。
これら企業の多くは、十分な在庫施設や販売ルート、物流ルートを有しておらず、これら機能を外部委託するケースが多くなっている。一般的に宅配便等を活用するケースが多いが、多量の在庫管理等を必要とする場合は、在庫管理も含め、物流業等に外部委託する場合もある。
このような場合、物流業は情報化が進んでいる荷主企業と業務を展開するため、情報化が前提となったパートナー化となる。