3.5 調査結果の整理・解析
上記の調査、実験結果を整理し、下記の項目についてとりまとめを行った。
1) 植物による栄養塩取り込み速度
現場実験によるDIN、DOの濃度変化をもとに、チャンバー内の植物のDIN取り込み速度、光合成速度を算出した。速度の算定式を以下に示す。
(1) DIN取り込み速度
F=-a・V/W
(2) 光合成速度
F=a・V/W
F:植物の単位重量当たりの栄養塩取り込み速度
a:実験区における近似式C=a・t+b係数
C:DIN濃度
t:実験時間
V:実験水量
W:チャンバー内の植物の重量
2) 植物の現存量の推定
潟湖全体での植物の栄養塩取り込み量を求めるため、潟湖全体におけるアマモ、アナアオサ、底生付着藻類、冬季に養殖の行われるヒトエグサの現存量を推定した。
(1) 夏季
1] アマモ
まず、植物分布調査の目視観察結果からアマモの被度別の面積を求めた。次に採集調査結果から得られた被度と単位面積あたりの現存量の関係から、被度別の現存量を推定し、これに各被度の分布面積を乗じて、湖内全体の現存量を推定した。
2] アナアオサ
アナアオサの現存量については、アマモと同様に被度別の分布面積を求め、各被度の単位面積あたりの現存量に分布面積を乗じることによって湖内全体の現存量の推定を行った。