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(イ) 利用船種の内訳

table 46に主な船種におけるWRの大まかな利用内訳を示した。

 

table 46 利用船種別WR・サービスの利用割合の内訳

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タンカーでは、高速で走る必要がないため、ほとんどWRSを受けていない。コンテナ船は一般に高速で航行する必要があり航行時間の短縮のため、自動車船では積荷保護のためWRSを受けている。

 

(ウ) 欧米におけるWRS

萩原(1987)によると、欧米では、1950年代から60年代にかけて、WRSが開始された。現在、ヨーロッパでは、日本の気象庁に相当する国立の機関がサービスを行っている。一方、アメリカでは10社程の民間会社がサービスを行っているが、軍艦に対しては、海軍の数値予報センターがWRSを行っている。

table 47に、欧米において実施されている代表的なWRSの概要を示した。

 

table 47 欧米における代表的なWRS(山田、1990 より作成)

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