日本財団 図書館


SRAプログラムは主として航海終了後の解析目的のため、またパフォーマンス評価のために使用されている。事後解析においては、より正確な気象の解析・実況データが使用できる。このような状態は気象予報データの精度がさらに改善され、SRAプログラムを日常的にWR・オペレーションに使用することができるようになるまで、このまま続くことが予想される。

 

(5) ウェザー・ルーティング・サービスの利用状況

(ア) 利用数の傾向

民間WRS団体における過去10年のWRSの利用状況の傾向を、Fig.29に示した。1991年のピーク時に比べて、最近の利用数は60%ほどに落ちこんでいる。利用数の減少傾向の理由としては、顧客側の経費削減によるものである。

 

083-1.gif

民間WRS団体提供資料より作成。クロス数の合計は、複数の航路を含む。

Fig.29 WRSの契約クロス数(航海数)の変化

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION