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WRSによる航行時間の短縮効果は、例えば北太平洋航路(速い船で横断に10日を要する)において1航海当り5〜10%と推測された。しかしながら現在は、海象の予報可能期間が3〜4日であるため、WRSは十分活用状況には至っていない。今後、利用可能な観測データの量・質の向上が見込まれており(衛星データ利用技術の開発、アルゴ計画)、これに伴う予報可能期間の延長によりWRSの効果の向上と普及が期待できる。

 

4.1.4 対策導入方法の検討

 

各船種について運航量の経時的変化から、今後の増加の予測を行い、将来の年間の総燃料消費量を推定した。計算結果をtable 40〜table 42に示した。

 

table 40 燃料消費量予測結果(高船齢船再新、運航量が1997年のまま)

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table 41 燃料消費量予測結果(高船齢船更新、運航量増加)

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table 42 燃料消費量予測結果(高船齢船更新、減速率:コンテナ10%、他20%)

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