従って、輸送システム全体としてコンテナ輸送が非効率的であるとは必ずしもいいきれない。一例として内航海運の燃料消費率をtable 33に示した。どの荷種においても内航海運の平均値の半分以下となっており、スケールメリットが現れている結果となった。 なお、今回の試算では、海域ごと、季節ごとの海象の影響が全く考慮されていない。試験航海時は平穏な気象海象条件下で、データが取られることが一般であるため、現在の方法では、実航海時の燃料消費量は過小評価になっている可能性が高い。
従って、輸送システム全体としてコンテナ輸送が非効率的であるとは必ずしもいいきれない。一例として内航海運の燃料消費率をtable 33に示した。どの荷種においても内航海運の平均値の半分以下となっており、スケールメリットが現れている結果となった。
なお、今回の試算では、海域ごと、季節ごとの海象の影響が全く考慮されていない。試験航海時は平穏な気象海象条件下で、データが取られることが一般であるため、現在の方法では、実航海時の燃料消費量は過小評価になっている可能性が高い。
table 32 荷種別の燃料消費量(1997年)
空コンテナも含めたTEUあたりの貨物重量を19tと仮定した
table 33 内航貨物の輸送トン当たりの燃料消費量比較
1993年ベース 環境庁の船舶温室効果ガス排出量等総合調査(1995)より作成。
1993年ベース
環境庁の船舶温室効果ガス排出量等総合調査(1995)より作成。
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