・現在、Tunaの他に非定常流れの例として、Robo pike(ロボットカマス)や、フィレによる推力船の研究を行っている。
4.3.3 Woods Hole Oceanographic Institution
Woods Hole Oceanographic Instituteは、基金、会社、連邦政府、個々の寄付からなる独立・非営利の研究機関である。研究者は300名、支援者は500名からなる。研究分野は、生物学、海洋化学および地球化学、生物化学、放射化学、水中化学、地学および地球物理学、海洋物理学、応用海洋物理と工学などである。Woods Hole地区に40の建物からなる研究所コンプレックスである。The Department of Applied Ocean Physics and Engineeringは、基礎から応用までの幅広いトピックを研究対象とし、科学者、エンジニア、および技術支援スタッフからなるユニークな集団であった。
4.3.4 NOAA,Atlantic Oceanographic and Meteorological Laboratory
NOAA/AOMLは、海洋学、熱帯気象学、大気および海洋化学、および音響学に関する基礎および応用プログラムを実施している。これらの研究は、ハリケーンなどの嵐のより正確な予報や予測、海洋資源のよりよい利用と管理、さらに気象と環境の双方に及ぼす因子の理解を深めることにより、「国民に対して(for the nation)」海洋と気候のよりよいサーピス提供を行うことを目的にしている。
AOMLは、メキシコ湾を中心とした海洋物理および海洋化学の研究を担っている。
なお、バイオテクノロジーに関しては取り扱っていない。
海洋物理については、スタッフ数35名であり、近年「深層水の研究」分野に力を入れようとしている。また、カリブ海をフィールドにした研究や、世界的なネットワークの中での観測も分担している。現在の主要なプロジェクトは、「Predict and Assess Decadal to Centennial Climate Change」「Implement Seasonal to Interannoal Climate Forecasts」「Sostain Healthy Coastal Ecosystems」である。海洋観測については、エンジニアを直接かかえている。
4.3.5 Institute of Ocean Sciences,Fisheries and Oceans Canada
カナダの水産及び海洋研究の中核機関である。表層の海洋観測チームを訪問し、海洋観測技術などに関して意見交換を行った。
・IOSのFarmer氏のグループでは、先進的な計測技術および分析技術を通して、新しい海洋プロセスや方向性を探索している。研究プロジェクトとして、1] 上層海洋プロセス(Upper Ocean Processes)、2] 沿岸海洋プロセス(Coastal Ocean Process)、3] 音響および海洋生物(Acoustics and Sea Life)、4] 機器と手法(Instruments and Methods)の研究を実施している。