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図3.5.1-1 プローブの概略図

 

このほかに、海洋では鯨以外にも3.2.6項に示したように、下記のプロジェクトが行われている。

・オットセイ、トド、イッカク、カニクイアザラシの回遊挙動の調査

・マグロの回遊挙動の調査

・ペンギン、アカウミガメの調査

 

3.5.2 海洋生物コミュニケーション

 

海洋生物の通信コミュニケーション技術に関しては、下記の研究が行われている。

 

・クジラの低周波通信

・イルカの音声コミュニケーション

 

(1) クジラの低周波通信に関する研究

 

この研究の目的は、STRUTASS LFA音源から低振動数音響を実験的に再生し、これに対する鯨類の応答特性を明らかにすることである。研究は、次の3ヶ所の現場実験から成る。最初のフェーズは、南カリフォルニアBightで給餌するナガスクジラおよびシロナガスクジラで、第2フェーズはカリフォルニア海岸を通過、移動するコククジラ、そして、第3フェーズはハワイのbig島沖合いで鳴いているザトウクジラについて行った。海岸および音源船上で観測し、音源に関する鯨グループの移動パターンを追跡した。ナガスとシロナガスクジラおよびザトウクジラは、観測船でフォローし、再生音響に対する鯨の出す音声応答を監視するため音響的に追跡している。

 

 

 

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