○栄養塩削減への取り組み
*1996年における栄養塩の負荷源 : (点源) (非点源) (大気)
(窒素 %) 22 57 21
(燐 %) 25 66 9
-下水処理方式の改善(点源対策): 1998年から主要な下水処理場に生物学的栄養塩除去方式を導入
-非点源対策
・農業対策 : 土壌の流失防止と適正な施肥
・動物排水管理
・緩衝林およびその他の緩衝 : 土砂と栄養塩の流出防止
・水路護岸の保護
・都市対策 : 開発地や工事現場からの流出防止
・大気汚染対策
-支流戦略(Tributary Strategies): ポトマック川の河口から北側を5つの流域にわけ、流域の特性に応じた対策を展開する。今後、あらたに残りの流域を4流域にわけて対応する。
○SAVの回復・保全
-規制
・藻場におけるジェットポンプによる貝掘りを禁止(メリーランド州)
・藻場から200m以内の採貝漁と、藻場での養殖施設の設置を禁止(バージニア州)
*移植等はあまり実施されていない模様。
○カキ礁の造成 : 州政府、連邦政府はかつてカキ礁が存在したところに、付着基盤となるようカキ殻を投入して、カキ礁の造成を図っている。