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3]藻場の構成種とその生育環境

藻場を構成する海藻草類の主な生育環境を抽出すると、以下のように考えられる。

a.生育に適した安定した基盤がある。

b.透明度が高く、日射が十分に得られる。

c.生長に必要な栄養塩が確保されること。

これらの観点から環境条件を表-2.2.7に比較する。比較のための環境条件は以下の項目について整理した。

・生育基盤 : 湾内の基質延長距離、干潟面積

・栄養塩の状態 : 水質

[結果]

藻場の形成されている場所は、いわゆる都市部から離れ、湾口部に近い場所が多い。このような場所は、基盤となる岩礁域が発達している場所でアラメ・カジメ等の藻場が形成されている。また、干潟、砂浜が形成される水質の比較的清浄な場所でアマモ場が形成されている。

ただし、藻場を構成する種が決定される重要な要因については、4海湾の環境情報から判断することはできない。

 

表-2.2.7 各海湾における藻場の環境条件

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注) 三河湾の値は、平成3年の平均値

出典1) 第4回自然環境保全基礎調査 日本の干潟、藻場、サンゴ礁の現況 第2巻 藻場 環境庁編

2) 第4回自然環境保全基礎調査 海岸調査報告書 全国版、平成6年3月、環境庁自然保護局・アジア航測株式会社

3) 各都府県公共用水域水質測定結果

4) 「内海・内湾の水環境」環境庁水環境研究会編集

 

 

 

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