2]多種多様な底生動物は、餌の摂取形態が様々で水質と底質双方の浄化に寄与している。
3]底生動物自体が食物連鎖に乗りやすく、より高次の魚類や水鳥等の消費者の餌となり、系外へ除去(浄化)される割合が高い。特に、アサリやバカガイ等一部の底生動物は有用水産物として漁業の対象となるため、系外への取り出しが積極的、かつ継続的に行われる。
4]底生動物の多くは、干潟面に巣穴を形成する習性を有するため、干潟表面積の拡大に寄与し、砂泥中のバクテリアによる脱窒素や有機物分解等の浄化能の向上に役立つ。
a.物質を貯留する作用