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(3)海洋環境改善技術の現状と課題

国及び地方公共団体で行ってきた代表的な環境改善事業について概要を調査し、代表的な改善技術を抽出した。改善技術については環境悪化のどの部分に作用し、どのような効果が期待できるかを整理し、技術の特徴と課題を明らかにした。また、生物生息場の創出技術に特に着目し、実施の現状を整理するとともに、今後の課題を抽出した。

 

(4)海外における関連情報

米国における海洋環境改善への取り組みを訪問調査した。調査対象とした海湾及び主なヒアリング・資料収集先は以下のとおりである。

1]チェサピーク湾 ; メリーランド大学環境科学センター、他

2]タンパ湾 ; フロリダ州南西部水資源管理局タンパ支所、他

3]サンフランシスコ湾 ; カリフォルニア州沿岸保全委員会、環境保護庁第9支局、他

 

(5)今後の課題

海洋環境改善を総合的、統合的に推進するためのガイドライン、物質循環の把握のための調査マニュアル、環境情報のデータベース化など、今後取り組む必要があると考えられる課題についてとりまとめた。

 

3. 調査研究の方法

 

本調査研究は以下の方法によって実施した。

(1)海洋環境改善に対して専門的な立場から指導、助言をいただくため学識経験者による検討委員会を開催し、検討の進め方、検討結果の妥当性について審議していただいた。

 

(2)最新の情報や知見を取り入れるため、検討委員会開催時に委員及び外部専門家から海洋環境改善技術について専門の立場から話題提供をいただいた。

 

 

 

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