このアーク光カット用保護板によるレーザセンサの出力波形を図4.2.16に示すが、保護版を設置することで、全体的にノイズが低減されていることがわかる。また、保護板があるときに、瞬間的にノイズが入ることがあるが、レーザセンサからの出力を1秒間の平均化処理をして使用することで安定した計測が可能となった。
図4.2.16 レーザセンサ出力に及ぼすアーク光の影響
4.2.5 適正溶接条件 運転実験より適正溶接条件の設定を実施した。 (1)各板厚の適正溶接条件 表4.2.1に各板厚の適正溶接条件を示す。本溶接プロセスでは表に示すように先行溶接電流は高い値を用い、後行溶接電流値にて調整する方法がもっとも適しているものと考えられる。板厚19mmを越えるものについては、現状溶着量が不足するために余盛不足を生じる。厚板の施工のためには、より高電流を用いる方法の検討または、3電極化の検討が必要であろう。
4.2.5 適正溶接条件
運転実験より適正溶接条件の設定を実施した。
(1)各板厚の適正溶接条件
表4.2.1に各板厚の適正溶接条件を示す。本溶接プロセスでは表に示すように先行溶接電流は高い値を用い、後行溶接電流値にて調整する方法がもっとも適しているものと考えられる。板厚19mmを越えるものについては、現状溶着量が不足するために余盛不足を生じる。厚板の施工のためには、より高電流を用いる方法の検討または、3電極化の検討が必要であろう。
表4.2.1 各板厚における適正溶接条件の一例
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