図4.1.8 急斜部での1電極エレクトロガス溶接法
(2)外板外側の垂れ落ち防止 傾斜部で溶接ヘッドの角度は2輪のガイドローラによって決定されるが、外板外側の水冷銅板は、ガイドローラ後輪よりも後方に位置するため、水冷銅板を平行部と同一角度で押し当てると外板と銅板に角度差が生じ、溶融金属が流出する。そこで銅板を蝶番方式にし、外板に沿うようにした。また水冷銅板の溶融池形成位置を挟み前後に車輪を設けることで、傾斜部で溶融池形成位置がもっとも部材に押される構造とし、部材曲率による水冷銅板との距離の変化(1mm弱)はガラステープの厚さの収縮量で吸収した。
(2)外板外側の垂れ落ち防止
傾斜部で溶接ヘッドの角度は2輪のガイドローラによって決定されるが、外板外側の水冷銅板は、ガイドローラ後輪よりも後方に位置するため、水冷銅板を平行部と同一角度で押し当てると外板と銅板に角度差が生じ、溶融金属が流出する。そこで銅板を蝶番方式にし、外板に沿うようにした。また水冷銅板の溶融池形成位置を挟み前後に車輪を設けることで、傾斜部で溶融池形成位置がもっとも部材に押される構造とし、部材曲率による水冷銅板との距離の変化(1mm弱)はガラステープの厚さの収縮量で吸収した。
図4.1.9 摺動式水冷銅板の密着方法
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