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溶接機に取り付けられたエンコーダ付車輪で溶接走行距離は計測し、開先倣いセンサで検出された開先幅は走行距離1cm毎に平均化し、シーケンサのメモリに記録される。

メモリ上には開先倣いセンサから1cmピッチ間隔の走行距離に相当する開先幅を格納するデータエリアを設けられており、走行距離1cm毎に検出された開先幅データはメモリ上部(開先倣いセンサからの距離=0cm)に書き込み、その後、全開先幅データを1段(走行距離:1cm相当分)づつ下に移動させる。

溶接トーチ部の開先幅は、開先倣いセンサ〜溶接トーチまでのズレ量が予め分かっているのでメモリ上でズレ量に相当する位置の開先幅を読みとることによって溶接トーチ部の開先幅を検出する。

 

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図1.8.1 適応制御の概念図

 

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図1.8.2 開先幅の遅延制御の概念図

 

 

 

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