表1.2.1下向片面溶接における開先ギャップ幅の一例(2電極1ラン溶接、板厚 : 16mm)
ここで1電極水平溶接を行い、以下の3種類、V型(20°)、X型、I型で検討を行った。図1.2.2にその開先断面形状と溶接ビード断面写真を示す。
図1.2.2 各種開先形状断面図と1電極溶接時のビード断面写真
上の結果よりX型では、開先下面が広がっているため融合不良、アンダーカットが生じやすいことがわかった。I型、V型では、いずれも開先両壁が十分に溶融しており、良好である。V型はI型に比べ溶着断面積が増加するため能率面の問題があるが、現時点ではI型とV型開先を選定した。
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