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私が行政相談委員になっているということすら、まだPR不足ですので、もっと地道なPRに心掛けようと思いまして、区民祭りとか、町内のお祭り、餅つき大会とかいうのに出かけてPRしております。

オースティン氏:私からも、今のお話についてコメントさせていただきます。

オンブズマン制度についてもそうなんですが、その存在を皆さんによく知らせるということは、大切なことだと考えております。

役所に対しては、今お話がありましたように、実際にその役所に出向かれて、きちんとお話になれば、いろいろな協力をしてくださると思います。また、マスコミにできるだけ目を向けてもらって、行政相談制度というものが機能しているということをアピールするということも大切だと思います。

ただし、役所というところは、あまり深入りしてくれないということがあると思います。と言いますのは、協力はしたいけれども、そうするとまた仕事が増えてしまうということで、あまり積極的にやっていただけない、あるいは、協力したいという気持ちはお持ちだと思いますが、それを態度に出していただけないというようなところは、あるように思います。

平山局長:次に、林委員さんにお願いします。

大変恐縮ですが、時間もせまってきましたので、できれば簡潔にお願いします。

林委員:昨日今日にかけて、オースティンさんには大変いいお話を聞かせていただき有り難うございました。

また、昨日のお話の中で、行政相談委員について評価をいただいたと私は理解して、本当に喜んでおりますと同時に、もう一層努力しなければならないと思っております。

ただいまは、アドバイス・ビューローの資格について、知識を多く持って、いわゆる専門的分野に精通するとともに、プロ意識を持てというお話を伺いまして、これはもっと努力しなければならないということを考えております。

それから、先程は、行政相談委員の活動について、その地域の制度とか組織に合ったやり方が一番いいのではないかというお話がございました。今日は相談委員の皆さん、名古屋市の方が多いようですので、名古屋市はこういう組織になっているということをご説明させていただきたいと思います。

私たちの住む地域には、自治会組織、町内会がありますが、名古屋市の制度として、町内会の会長を区政協力委員という名前で位置づけておるわけです。現在、名古屋市には260の小学校区があります。その一つの小学校区には、多いところですと20いくつという町内会が組織されております。

小学校区の区政協力委員の中の一人が委員長になっており、その委員長会というのが各区で月初めに開かれます。それに出席するのは、各学区の委員長全員のほか、区長、警察、消防、保健所の代表の方です。なぜこれらの方が出席するかといいますと、市民生活に一番身近な関係がある機関だからです。

 

 

 

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