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オンブズマンの活動も、皆様方の行政相談の活動もよく似ていると思いますが、いくらいろいろな仕事をしていても、新聞の一面に載るということは殆どありませんし、また、7時のニュースで取り上げてくれることもあまりないと思います。

ただ、それでも、マスコミを利用するということは非常に有効なことですので、昨日もお話ししましたけれども、私どもの場合は、毎週土曜日の新聞に一つのコラムを作っておりまして、そこに、オンブズマンの記事が毎週出るようにしてもらっております。これも一つのやり方だと思いますが、こういったマスコミの活用ということも工夫次第ではないかと思います。

それから、もう一つ申し上げたいのは、情報をどのように一般の方に定着させるかということではないかと思います。もちろん、一般の方たちに知っていただくという、そういう活動自体も大切なことですが、より大切なことは、必要なときに、こういうものがあるということを思い出させるような、そういった情報の伝達の仕方をする、ということではないかと思います。例えは、苦情を申し出たいということがある時に、こういう所に行けばいいというような、心に残るような情報を提供していくことが重要ではないかと思います。

平山局長:次に、近藤委員の方で、今のお話に何か関連して、あるいは別のことでもかまいませんが、何かございますでしょうか。

近藤委員:昨日と今日と、こういう会に参加させていただきまして、私自身、「さあ、もっとやらなくちゃいけない。」という気持ちがわいてきまして、ここに参加できましたことを有り難く思っております。

私のPR活動についてなんですが、先程もお話がありましたように、PTAとか婦人会とか、そういう機会を利用しております。この10月が行政相談週間のPR月間ということで、名古屋市の天白区の場合は、区長さん、婦人会、子供会、老人会、消防団、それから民生委員さんに説明をしたりしておりますが、それぞれの会では理解していただけるんですけれども、なかなか下まで浸透していかないものですから、水野委員もお話になったように、区民祭りに参加したり、町内の祭りに参加したりしております。それで、先日も小学校区の消防団の会に、たまたま参加して説明しましたら、私が熱心にPRするものですから、「あなたは役所の人ですか。」といわれました。ボランティアで一所懸命やっているのに、給料をもらってやっているというふうに誤解されて、ちょっとびっくりしました。

天白区の場合、区役所もすごく協力をしてくださいまして、行政監察局の方から「暮らしのパイプ役」というチラシをいただきますが、区役所では、それに天白区の行政相談委員の住所と名前、電話番号を入れて作り替えていただきました。天白区では、毎月第一水曜日に定例相談所を開設しておりますから、そういうものを作っていただいたりしております。

 

 

 

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