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次に、委員会の職務内容としましては、以下のとおりであります。

1] 行政改革の監視・調査・公表についての評価を市長に報告すること。

2] 市政への苦情の申し立てがあった場合に、公正かつ中立的立場から、苦情に対する市の処理について調査・検討し評価を行い、必要があると認めたときは、市長に意見を述べること。

これが、皆さん方の行政相談と重なり合っているところです。

3] 市政全般について、自己の発意に基づく意見を市長に述べること。

4] 市長の求めに応じ、市への市民からの提言、…等について調査・検討し、市長に意見を述べること。

この4番目の職務については、4年間一度も例がございませんでした。

次に、行政評価委員会の平成7年度から10年度までの4年間の実績については、資料の44ページ(104)以下に掲げておりますが、簡単にご報告申し上げます。

 

(1) 行政改革進捗状況の評価ついて

平成9年の11月までに大部分の答申がなされまして、実行に伴った数値目標も達成したものについても、資料の46ページ(106)の付表1に挙げましたように、10年度までに実行した実績、それから財政面で経費の削減できたものも挙げられておりますし、さらに、平成11年度以降に実施を予定している項目についても挙げさせていただきました。

私たちは、行政改革は、着実に改革の歩みを進めて行くことが大切であるということをしばしば提言して参りました。また、短期に効果を挙げた、例えば、ケチケチ作戦と言っているようなものについては、初年度でかなり効果を挙げたので、もうこれで済んだという思いにならないように、追跡調査を毎年継続していくことを提案しております。

補助金の見直しについては、スクラップ・アンド・ビルド方式とか、サンセット方式といわれるような新しい方式を導入して、時代の変容に即した見直しをすることが必要である、ということを答申しております。なお、行革も4年間が過ぎましたので、改めて見直しが必要であるということも提言を致しました。これにつきましては、平成11年6月に、西尾市の「行政改革推進計画」が作成され、第2次の改革に移っているところでございます。

 

(2) 苦情申し立ての処理

2番目に苦情申し立ての処理につきましては、資料44ページ(104)の表に掲げたとおりの件数を扱って参りました。

内容を分野別に見ますと、やはり地方都市では建設に対する苦情の申し立てが多く、4年間に58件の苦情を処理をして参りましたが、そのうち、主なものをみますと、建設関係のものが18件、続いて経済環境的なもの、都市開発的なものがそれぞれ8件となっております。

苦情処理につきましては、特に縦割り行政の狭間にあって、行政は一生懸命やっているけれども、その責任範囲ではないと言ってお互いに譲り合いをしますというか、私の領域ではないという対応をしたために、苦情になっているものがかなり多く見られました。

 

 

 

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