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名古屋市長 松原 武久

 

私、名古屋市で行政改革の担当をしております、総務局理事の諏訪でございます。本来でございますと市長がご挨拶申し上げるところでございますが、他に所用がございます。私が挨拶文を預かって参りましたので代読をさせていただきます。

「行政苦情救済・オンブズマン 名古屋フォーラム」の開催に当たりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。

本日は、ただいまご紹介にありましたようにオランダからマーティン・オースティンさんをはじめ、全国から行政苦情救済に携わる皆様方に、ここ名古屋にお越しいただきました。ご臨席の皆様方を心から歓迎申し上げます。

また、この国際フォーラムが、平成8年度に大阪市において初めて開催されたのち、毎年各地で開催され、成功を修められておりますことに心から敬意を表する次第でございます。皆様は、私ども行政にかかわるものにとりまして、行政相談活動など大変意義深い活動をなされているところでございまして、そのご苦労に重ねて敬意を表する次第でございます。

さて、名古屋市におきましては、時代の大きな転換期に際しまして、新しい都市行政システムの構築を図るため、簡素で効率的な行政運営の方策や、市民本位の分かりやすい行政の実現を目指した行政改革に取り組んでおります。これは、市民参加を積極的に図り、市民・利用者の視点に立った身近な行政システムの構築や、市民と行政が良きパートナーシップを持ち、市民への情報提供の一層の充実を図り、市民意識を的確に把握できる透明な行政システムを構築することなどを目標といたしております。

情報公開につきましては、より一層の推進を図るため、条例の改正を含めた制度の在り方について、公文書公開審査会に審議をお願いいたしておりまして、その中間報告について、市民の皆様方のご意見を募集し、制度の充実を図ることといたしております。このような時期に、今回のフォーラムが名古屋市において開催されますことは、私どもにも大変貴重な機会を与えてくれるものと感謝をいたしておりまして、是非実りの多い成果を挙げられますことをご期待申し上げるものでございます。

最後に、ご臨席の皆様方のますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げまして、お祝いのご挨拶にさせていただきます。

平成11年11月9日 名古屋市長 松原 武久 代読

 

 

 

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