○ 堀田委員:もう一つよろしいでしょうか。私は婦人会を母体に持っています。そのほかにいろいろな役職を持っており、人脈は豊富です。そういうことから、相談がありますと、専門的なことについては、行政監察局のご指導を仰ぎ、それから、地域的なことで分かる範囲のことは、身近な区役所に連絡し、解決しております。
また、市民の方の身近な意見を集約するため、年に1回は、私が住んでおります地区の婦人会で婦人懇談会というのを開いています。このようなことについて、どのように お考えでしょうか。
● オースティン氏:今のお話にありましたような、皆様がボランティアという形で、地域の方たちと協力をして問題を解決し、また、専門的な問題については、行政監察局のサポートを得て解決をしていくという処理の仕方は、大変効果的ではないかと思います。
私どもの国の制度と、皆様の制度とは違っております。比較をしてどちらがいいとか、よくないとかということではなく、やはり、その地域、その国の実情に合ったやり方をするのが一番いいのではないかと思います。
○ 水野委員:昨日のパネルディスカッションにおいて、行政相談委員のことを知らないとおっしゃる方が結構いらっしゃるということで、PRのお話が出ておりましたが、私も春と秋の行政相談週間の折には、チラシを配ったり、ポスターを貼ったりしてPRに努めております。また、今年は、地元の区民祭りの折、一日合同行政相談のチラシをお配りして、PRに努めさせていただきました。
● オースティン氏:私も、行政相談制度、あるいはオンブズマン制度の存在を皆様にもっと知ってもらうということは、非常に重要なことだと思っております。
私どもの場合、毎週土曜日の新聞に一つのコラムを作っておりまして、そこに、オンブズマンの記事が毎週出るようにしてもらっております。これも一つのやり方だと思いますが、こういったマスコミの活用ということも工夫次第ではないかと思います。
それから、もう一つ、情報を一般の方に定着させるために、より大切なことは、必要なときに、こういうものがあるということを思い出させるような、そういった情報の伝達の仕方をする、ということではないかと思います。例えば、苦情を申し出たいということがある時に、こういう所に行けばいいというような、心に残るような情報を提供していくことが重要ではないかと思います。
○ 近藤委員:私のPR活動についてなんですが、先程もお話がありましたように、PTAとか婦人会とか、そういう機会を利用しております。この10月が行政相談週間のPR月間ということで、地元の婦人会、子供会、老人会、消防団等の各種団体の会合に出席して説明をしておりますが、なかなか一般の方まで浸透していきません。私が行政相談委員になっているということすら、まだPR不足ですので、もっと地道なPRに心掛けようと思いまして、区民祭りとか、町内のお祭り、餅つき大会とかいうのに出かけてPRしております。