また、いじめる子供の親の態度にも納得できないことがある。こうした事態を解決する方法はないのか。(新潟)
○公立の幼稚園、小学校と何の問題もなく過ごしてきた。しかし、中学になってから生徒や先生からいじめを受けるようになった。それを親が学校に訴えたところ、学校側から敬遠されるようになった。(東京)
学校でのいじめの問題については、民間ボランティア団体の問題解決への熱心なアフターケアやこれを受けた学校での真剣な取組が問題解決につながっている事例がみられる。
こんな相談が…
日本で仕事をするためペルーから来日。日本の教育は難しい。かといって勉強しなければ仲間外れになる。私の子供は学校で何かあると「国に帰れ」と言われて悲しい顔をして帰ってくる。スペイン語を話すと「宇宙人」呼ばわりされ母国語を話さなくなってしまう。(福岡)
こんな解決を…
福岡市内の外国人支援団体『ティエンポ・イベロアメリカーノ』のアドバイスを受けた相談者が学校で事情を説明して善処方をお願いした。
要請を受けた学校側が生徒たちにペルーのことを知ってもらうための授業を行った。その結果、いまではいじめはほとんど起こらないようになり、子供も学校生活を楽しんでいる。
〔ティエンポ・イベロアメリカーノ(福岡)の活動記録より〕
2] 日本語の習得
日本語学校で本格的に日本語を学ぶようなレベルの高い日本語の習得ではなく、「日常生活に必要な日本語を習得したい」という滞在外国人の要望・意見などが相談の中に多く見られるようになってきており、この傾向は近年とみに強まってきている。
日本語の不自由なことが外国人にとっていかに大変な問題であるかを切実に訴えるボランティア活動家の投稿記事がある。
外国人の悩み 日本語はむずかしい
「日本に来てから2年間は言葉も何も分からず本当に困りました」「ここでは夫と子供だけしかいません一番ほしいのは友達です」─これが福岡に住むアジアの女性の叫びです。アジアの女性たちを対象にした聞き取りアンケートで「日本に来て一番困ったことは何か」と尋ねたところ、圧倒的に多かったのは『言葉』の問題でした。「子供が学校からもらってくるプリントに書かれている内容が分からない」「合格後の学校の説明会が分からず、危うく失格するところだった」など、日本語の能力不足がわざわいして、日々の暮らしに支障のある人がかなりいます。また、生活情報が十分でないことが分かりました。特に予防接種や医療等についての情報が不足しているようで、なかでも妊娠・出産の時期は、女性にとって身体的、精神的にストレスの多い時期ですが「母子手帳が読めない」「出産・育児の本が読めないため、9月に生まれた子供に何を着せたらよいのかも分からなかった」など異郷での心細い思いが語られました。
今後、言葉のハンディや異なる文化を持つ外国人が安心して日本に住めるよう「内なる国際化」を進めていくことがますます求められます。(福岡)
〔ボランティア活動家の新聞投稿より〕
─要約抜粋─