こんな相談が…
ナイジェリアから来日して間もなく、子供達(2人)の保育園の入園手続を済ませたが、一向に入園通知が来ない。
どうしたものかと調べてみると、私より後に申請した人の子供達が入園している。
これは明らかに人種差別ではないか。(東京)
こんな解決を…
相談を受けた相談委員が、関係の行政部局に事情の説明を求めたところ、お互いの言葉の不自由さからくる誤解があったこと、乳幼児2人を同時に預かることが難しく、不安があったことがこのような事態を招いたことが分かった。
そこで、この問題をどのように解決するかについて、関係行政機関、保育園、ボランティアの3者が寄り集まって、対策を検討した結果、保育園側が受け入れを決定し、3カ月後、この相談者である母親と子供は揃って元気に通っている。
〔「行政相談委員活動における相談事例」より詳細資料編参照〕
2] 生活困窮
生活破綻に陥ったことに伴う相談は、外国人の妻からのものが多く、その原因は、「配偶者の死亡」「夫の家族遺棄」「離婚(又はその一方的強要)」「借金」「経済的虐待」など多様をきわめており、相談の相手になってくれる身寄りが身近かにいない外国人だけにその深刻さが一層浮き彫りにされている。
その典型的な事例を幾つか挙げれば次のとおりである。
[事例:夫の突然死後の乳飲み子との生活]
○日本人男性と結婚し来日した。長女が生まれて約3か月後に夫が突然交通事故で死亡した。日本には私の身寄りは一人もいない。これからの生活をどうしたらよいか分からず茫然としている。(栃木)
[事例:子供と一緒に家からの締め出し]
○夫、子供、義母と同居していた。夫の浮気、暴力、借金や義母のいやがらせの毎日であった。その挙げ句、離婚を迫られ家から締め出されてしまった。子供とこれからどうして暮らしていったらよいか途方に暮れている。(福岡)
[事例:満足な生活費もくれない夫]
○13年前に日本人男性と結婚。最近、夫はほとんど家に帰ってこなくなった。夫からの生活費は月僅か12,000円で、これでは家賃はもとより日々の生活もままならない。夫は会うたびに「死ね」とか「帰国する飛行機代なら出してやる」という暴言を吐く。心労で狭心症になり入院したこともある。(愛媛)