外国人にも親しまれるまちづくりでは、区内で生活する外国人が日本人と同じように安心し、快適に生活できるまちづくりを目指し、外国語によるPR刊行物の発行、各種標識案内板などの外国語表記やローマ字・ルビ併用表示、外国語による生活相談、不動産店の紹介、外国人学校保護者への援助を行っている。また、区内日本語教室に対する支援を通し、外国人への日本語習得の機会の充実を進めている。
地域の中での国際化を図るためには、区民が国際交流の担い手となって、異なる習慣や文化をお互いに理解し、日本人・外国人の分けへだてない住み良いまちづくりをする必要があるとし、姉妹都市交流や青少年の海外派遣、外国人との交流会、講演会、国際交流団体との連携、ボランティアの支援・養成等を行っている。また、区政の国際化では、国際化に対応するため、職員の海外派遣や職員の外国語研修等を行っている。
〔外国人相談の現状〕
大田区では、広報広聴課において、毎週木曜日の午後1時から4時まで英語と中国語の外国人相談を実施している。相談員(区職員)が通訳(非常勤2名)を介して、対面・電話の方法により相談を受け付けている。平成10年度の相談総件数は143件で、対応言語別にみると英語23件、中国語79件、日本語41件となっている。
シ. 世田谷区
〔地域の国際化の現状〕
平成10年12月末現在、世田谷区の人口は788,776人であり、このうち外国人登録者数は13,426人(1.7%)となっている。これを国籍別にみると、韓国・朝鮮3,933人(29%)、中国2,557人(19%)、米国1,719人(13%)、フィリピン799人(6%)、英国644人(5%)、ブラジル222人(2%)、その他3,532人(26%)となっている。
世田谷区の主要な国際施策としては、カナダ・マニトバ州ウィニペグ市を始めとして海外3都市と提携している姉妹都市との交流がある。また、区民団体が主体的に行っている国際交流事業への側面的支援としては、世田谷区国際平和交流基金の運用益を活用した助成事業があり、平成10年度までに39団体に対して助成金の交付を行っている。
〔外国人相談の現状〕
世田谷区では、区役所第1庁舎1階の相談コーナーにおいて、週4回英語(月・火・水・金曜日)と中国語(月・火・木・金曜日)の午前8時30分から午後5時まで(昼休みを除く)外国人相談を実施している。英語・中国語ともにそれぞれ1名の非常勤職員が面接と電話で対応しており、平成10年度の相談総数は3,298件で、その内訳は、英語の面接が1,437件、英語の電話が1,087件、中国語の面接が485件、中国語の電話が289件となっている。