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4 調査方法

 

4.1 観測基地の設営

本調査はレーダおよび目視により調査対象海域内を通航する船舶、操業漁船およびプレジャーボート等の状況を把握するため、潮岬沖の船舶航行状況を確認する上で最良のロケーションとして「潮岬観光タワー(熊交商事(株))」の7階の適所に観測基地(レーダおよび目視観測)を設営した。

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図4.1 潮岬観光タワーおよび観測基地設営位置(平面図)

4.2 観測

4.2.1 気象・海象

観測期間中は毎正時に以下の項目について観測・測定した。

風向(16方位):持ち運び式風向風速計による。

風速(m/sec):持ち運び式風向風速計による(30秒平均)。

波高(m):目視による。

視程(可視距離):目視による。

視程調査においては一般的に使用される表4.1のような視程階級表を使用した。表中の距離は正常な肉眼で遠くを眺めたとき、例えば船を船として認めることができる最大の距離であり方向によって視程が異なる場合は、その中での最小値を視程とした。

 

 

 

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