日本財団 図書館


III. 船舶航行実態調査

 

1 調査目的

 

本調査は、(社)日本船長協会によって自主的に設定される潮岬沖の分離通航水域付近の航行実態を調査し、自主分離通航方式の利用状況等について把握し、より実情に合った分離通航方式を策定するための基礎的資料に資することを目的とするものである。

 

2 調査対象海域

 

調査対象海域は図2.1に示すように潮岬最南端を基点に半径12マイルの範囲とした。目視線(ゲートライン)は、観測基地から南に向かって1本を設定した。このゲートラインは観測時において目視のための通過基準線として使用するものである。

033-1.gif

海上保安庁 書籍第77号 平成10年6月18日刊行

図2.1 調査対象海域とゲートライン

 

3 調査期間

 

潮岬沖は外洋に面するため、夜間においては港内のような構造物等の光源を得ることは困難である。そのため、夜間における船舶の特定は月の明かりが重要な手がかりとなる。

したがって、本調査における調査期間は月齢を考慮して以下のように設定した。

平成11年8月24日(火曜日:月齢12.7)12時〜8月26日(木曜日:月齢14.7)12時(48時間連続実施)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION