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4.3 自主分離通航方式の海図記入

(1) 記入状況

自主分離通航方式の海図への自主的な記入状況を、認知度の質問において“知っている”と回答した292サンプルを対象に調査した結果、全体の約7割が記入している結果となった。

外航船舶ではとくにその記入状況が高く全体の約9割以上が記入しており、内航船舶(フェリーを含む)では“一部記入してある”という回答が多くなるが、“記入してある”および“一部記入してある”の両者の回答で全体の約9割(86.8%)を占める結果となった。

表4.3 自主分離通航方式の海図への記入状況

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※アンケートは回収時に配布した先がわかるように記号が記されていたが、回収した際、その記号の判読が不可能であったものについては表中で「不明」として表している。

内航船舶においては、“一部記入してある”、“記入していない”という回答が多くみられる結果となったが、その理由としては図4.4に示すとおりで、“利用水域でないため”という回答が最も多くなり、特定の海域、陸岸至近を利用する内航船経路の特徴を表す結果となった。また、“法制化されていないため”という回答が次いで多い結果となったが、外航船舶においてこの回答は見られなかった。

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図4.4 海図への未記入理由

 

 

 

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