日本財団 図書館


4.2 自主分離通航方式に関する情報入手方法

船長協会自主分離通航方式の入手手段に関するアンケート結果を図4.3に示す。

この質問は認知度に関する項目で“知っている”と回答した292サンプルを対象としたものである。

図より最も回答が多い結果となったのは、船長協会配布のパンフレットによるもので、当該パンフレットは1985年から(社)日本船長協会により積極的に提供され続けてきたものである。

次いで“乗船した船の海図にすでに自主分離通航方式が記入してあった”という回答が多く、自主分離通航方式の理解度の高さが窺える。

009-1.gif

図4.3 自主分離通航方式に関する情報の入手方法

表4.2は航行経路を設定する上で、自主分離通航方式の存在に対する意識度を調査した結果である。自主分離通航方式の利用に係わらず航海における自主分離通航方式の意識度の高いことがわかる(81.5%)。

このように、(社)日本船長協会による長期にわたる積極的な情報提供と利用者における慣習的な利用者が自主分離通航方式の、慣熟性を高めたものと考えられる。

表4.2 自主分離通航方式の活用

009-2.gif

※アンケートは回収時に配布した先がわかるように記号が記されていたが、回収した際、その記号の判読が不可能であったものについては表中で「不明」として表している。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION