2.3.6 第6セッション:VTS要員の採用、訓練、検定
議長 Mr.T Kruuse (IALA)
VTS要員訓練の国際基準
Mr. P E Kent (IALA)
IALAでの「VTS要員の訓練及び検定の基準」の勧告(V-103)の作成についての情報が発表された。この勧告には、VTS運用官並びに監督官の選抜、採用、資格付与及び検定の一般原則が示されている。
勧告V-103に基づく運用官、監督官のモデル訓練教程及び現場実習訓練の作成についても言及された。
合衆国におけるVTS当直訓練
Mr. E R Riley (USA)
発表では、国家VTS要員訓練プログラムの開発及び実施について、合衆国コーストガードが辿ってきた道のりの概要が述べられた。専門のVTS訓練顧問グループが、IALA VTS訓練基準を適用して自主的な作業分析を行いカリキュラムを作成した。
国内の学校はIALAの訓練基準を教室訓練用に採用し、シミュレーター・シナリオによって学生に規制体制、通信、日常当直業務、交通の組織化とそれに異種の輸送機関を統合した輸送システム及び商業港の運営について学ばせる。
VTS要員の訓練基準の現状と今後求められる条件
Capt. T Hughes (UK)
発表は、陸上水先案内人を含めたVTS要員の訓練基準、資格付与及び適性基準に今後求められる必要条件について記述している。
幾つかの国の訓練制度について詳しく述べてあり、それらの比較が示してある。