中国におけるVTSの回顧と今後
Mr. Liu Gongchen (中国)
Mr. Liang Yu (中国)
Mr. Ding Baocheng
中国におけるVTSの進展についてDing Baocheng氏が総括した。中国のVTSの形式、規模、基準、制度、及び要員を評価し、業務の機能上の効率について記述している。
今後の中国のVTSの開発方針についても触れている。
質疑
アメリカ水先人協会は陸上からの水先案内という考え方に反対しており、この関連でオランダでは水先案内人による“携行”機器の使用について何らかの検討したことがあるかという質問があった。これに対し、水先案内人は常に必要とされるものであり、この件に関して行われた研究には情報が常に与えられていて、それが水先案内人が船上に携行する実験機器の開発につながったという回答があった。
安全の件に関して、オランダは、水先人が使用することにより必然的に伴うと考えられる安全面への影響を考慮することなく、販売力のなすままにまかせるのかという質問があった。これに対して、世界で最も大きく最も活気のある港の一つとして、安全は重要な事項であり、開発が行われたからといって妥協することはないという回答があった。
陸上と船上の水先案内人の間の責任はどこに境界を設けるのかということについても懸念が表明された。これに対しては、船長が最高責任者であり、陸上も船上も水先案内は適切な情報を提供することによって船長に助力するのであるので、事態は現在と余り変わることはない、という回答であった。