日本財団 図書館


2.3.5 第5セッション:将来のVTSの展望(続き)

議長 Capt. Ahmad Bin Othman (マレーシア)

 

VTS連用官の行為を評価するための人間的取組み

Mr. E Wiersma (オランダ)

Mr. R Butter (オランダ)

Mr. W van t'Padje (オランダ)

発表は、VTS運用官が状況をどの程度把握しているかを評価する方法を述べている。この方法には疑似VTS交通とパソコンによる採点システムを採用している。

この方法によるヨーロッパの数カ所の港で行ったテストと、その結果の詳細が記されている。

 

VTSツールの設計とテストヘのエンドユーザーの関与

Mr. H Regelink (オランダ)

Mr. D Jarvis (オランダ)

M Daniel氏が、VTS運用官が交通状況を認識し評価するために使用する強化ツールの開発及び評価の研究について記述している。この研究は、長期、中期、短期の予測、AISやECDISと交通状況の表示などの技術の利用とその応用、等の色々な面を考慮している。

重要な要素は、エンドユーザーであるVTS運用官やその監督者の関与であった。船舶交通管理についての構想、設計、テストヘエンドユーザーが関与することが、研究の主要な結果及び勧告に実質的に寄与している。

 

未知の水先案内VTS

Mr. M Koopmams (オランダ)

発表は、通常の陸上からの水先案内も含めた、特徴的な注文作りの航行サービスを開発し実施するために、オランダでスタートした構想について記述してある。この新しい構想の中心となるのはVTSである。VTSは航行援助目的での利用に加えて、水上交通及びその関連行動のための情報管理の焦点となる。

VTS運用官の国家的な訓練計画の近代化と再構成が、この構想による開発の基幹部分となる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION