質疑
討議の中で、フィンランドはIMO決議MSC74(69)及びITU勧告R.M1371に準拠したユニバーサルAISを使用していることが確認された。
また、Pedersen氏が述べたレーダーシステムは通常のパルス技術を使用したものであることも確認された。
技術の進歩によって、遂には水先案内の必要性が無くなってしまうだろうかという質問に対して議論が長く続いた。GPSのような基本的データが故意に劣化させられるような場合に経験されるような問題に関することなども含めて、数多くの色々な意見が出された。
別の発表者は、水先案内人の役割は、港内に船を誘導するに当たってタグ及びその他の港内施設を制御することが含まれるということを述べていた。
伝統的な水先案内の役割が著しく変わるようであれば、それに伴う経費のことと、陸上と船上の両方で新たに加える必要のある訓練があるという意見も出された。
この議論からは結論は出されなかったが、陸上からの航行支援の強化には、水先案内の役割を安全に軽減することが十分に出来るようにする前に、沢山のパラメーターを開発する必要があることが認識された。また、たとえ適切な航行支援の強化がなされても、接岸その他の港内における類似の作業のための船上支援は無くならないであろうということも認識された。