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2.3 各セッションの内容

 

2.3.1 第1セッション:VTS開発の現状

議長 Mr.J Macdonald (オーストラリア)

 

シンガポールにおける新VTSの開発

Mr.Teo Chee Beng (シンガポール)

Mr.O Johansen (ノルウェー)

1990年以来、シンガポールは、船舶交通情報サービス(Vessel Traffic Information Service:VTIS)を開設し、MPAが港内運営管理センターによって業務を行ってきた。Mr.Johansenによる発表は、急速な技術の進歩に対応したVTISの現在の開発状況を述べたものであった。

 

エジプトの船舶通航業務

Capt. M Y Taha (エジプト)

Capt. M A Hafez (エジプト)

発表は、エジプトにおけるVTSシステムの現状を考察し、航行安全の向上及び海洋環境の保護に対する有効な手段としてのVTSの役割を調査したものである。

スエズ湾VTMISプロジェクトの分析が行われ、ナイル川へのVTSへのVTSの必要性が明らかにされた。発表は、エジプトのVTSに必要な基本的施設についての勧告で締めくくられた。

 

Tangers海岸VTS

Mrs. M Routin (フランス)

Mr. J-F Bedin (アメリカ)

モロッコ海岸からジブラルタル海峡までの沿岸VTSの建設について述べてある。システムの機能を満足させるために遭遇した主要な難事件について説明している。

初めてのVTSであったので、運用組織の設立が必要であり、職員採用のキャンペーンから訓練教程の決定、そして運用手続きについては隣接国との協議が必要であった。

 

 

 

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